【最新】犬猫の殺処分数の統計データ
環境省の統計データによれば平成30年度の犬猫の殺処分数は
犬7,687匹、猫30,757匹の合計38,444匹とされています。
都道府県別のデータだと、犬猫の合わせた殺処分数のワーストは
愛媛県(1,987匹)、福島県(1,770匹)、香川県(1,585匹)となっています。
犬と猫で分けると、
犬の殺処分数ワーストは香川県(1,166匹)
猫の殺処分数ワーストは愛媛県(1,451匹)
※いずれも平成30年度のデータ
※なお、上記県は犬猫の引き取り数も比例して高いため、一概に殺処分率が周りの県と比べ高いことを示すものではありません。
殺処分数の年推移
犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(環境省)によれば、年々殺処分数は減少の傾向にあります。
全国の犬・猫の殺処分数の推移(環境省)
上記のデータによれば、平成20年度の殺処分数は27万6千匹だったものが、
平成30年度が3万8千匹と10年で7分の1以下になっています。
処分数減少の背景
背景としてあるのが、そもそも保健所での引き取り数が減少していること(安易に飼い主から引き取らない)、殺処分率が減少していることが挙げられます。
動物愛護法の改正(平成24年公布、平成25年施行)に伴い、
『所有者の責務に、終生飼養や適正な繁殖に係る努力義務を加える(第7条関係)』という文言が追加され、保健所への引き取り基準に一定のバーが設定された形です。
終生飼養とは「動物がその命を終えるまで適切に飼養すること」であり、飼い主がペットを手放す理由として
- ペットが年老いた・病気になった
- ペットに子供が生まれた
- ペットが言うことをきかない・ほえて困る
- ペットに飽きた
- 引越しや入院でペットを手放したい
- 飼育に関わる金銭的理由
上記のような理由では「保健所は引き取りませんよ」ということです。
至極最もだと思いますが、逆に今まで曖昧な理由でも保健所が対応していたといことなんでしょうね、、、
これからの展望
殺処分数の減少傾向にありますが、まだ一定の割合で殺処分されている犬猫がいるのも事実です。
行政だけの旗振りでなく、民間企業や民間団体の働きかけが重要になってくるでしょう。
インターネットが普及し、SNS等でより手軽にコミュニケーションが取れるようになった時代だからこそ、引き取り手の増加にも個人や民間の意思や動きが重要になってくるのでしょう。
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